介護職として、所属するおすすめの老人ホームは、離職率が低い施設を選ぶのが得策です。平成29年度の介護労働実態調査を参照すると、正社員の介護士の場合33.3%、パートの介護職は47.3%もの人が1年未満にて辞めているというデータがあります。離職率の高さは、いわばその施設の働きにくさと直結しているので、離職率を確認するのが有効な手段です。離職率などのデータが記載されている求人サイトは少ないものの、インターネットで求人を探すと、利益率が想像できるデータの記載はあります。例えば、職員数に対して採用人数が多すぎる場合は、その職場の人が辞めている可能性が高いです。また、求人募集の頻度も見極めポイントで、絶えず新規求人を出している施設は避けるのが無難です。また、離職率が高いがあまり、その地域の相場よりも高い給与が設定されていることもあります。年間休日数が少ないことも職員不足が予想されますので、注意が必要です。
もし、求人に募集するなら、是非見学をしましょう。見学をしても離職率の高さを想像できる要素があります。見極めポイントは、職員同士のコミュニケーションが活発かどうか、面接があっさりとしていて終了が早すぎないか、施設長や管理者、リーダーなどが信頼できそうかなどもチェックポイントです。職員が足りず、人手不足になっている施設は細かいところに手が回らず、施設内が不衛生になっていることもあるため注意しましょう。